コンフィグレーションガイド Vol.1
リンクタイプはポートの接続状態を表します。Rapid PVST+,シングルスパニングツリーのRapid STP,マルチプルスパニングツリーで高速な状態遷移を行うためには,スイッチ間の接続がpoint-to-pointである必要があります。sharedの場合は高速な状態遷移はしないで,PVST+,シングルスパニングツリーのSTPと同様にタイマによる状態遷移となります。
- [設定のポイント]
- ポートごとに接続状態を設定できます。設定しない場合,ポートが全二重の接続のときはpoint-to-point,半二重の接続の場合はsharedとなります。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface gigabitethernet 1/0/1
(config-if)# spanning-tree link-type point-to-point
ポート1/0/1をpoint-to-point接続とみなして動作させます。
- [注意事項]
- 実際のネットワークの接続形態が1対1接続ではない構成では,本コマンドでpoint-to-pointを指定しないでください。1対1接続ではない構成とは,一つのポートに隣接するスパニングツリー装置が2台以上存在する構成です。
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