コンフィグレーションガイド Vol.1
スパニングツリーの収容条件を種類ごとに次の表に示します。
なお,スパニングツリーのVLANポート数は,スパニングツリーが動作するVLANに所属するポート数の延べ数です。チャネルグループの場合,チャネルグループ当たりの物理ポート数を数えます。ただし,次のVLANやポートは,VLANポート数に含めません。
- コンフィグレーションコマンドstateでsuspendパラメータが設定されているVLAN
- VLANトンネリングを設定しているポート
- BPDUガード機能を設定しているが,BPDUフィルタ機能を設定していないポート
- PortFast機能とBPDUフィルタ機能を設定しているアクセスポート
表3-18 PVST+の収容条件
モデル Ring Protocol共存有無 対象VLAN数 VLANポート数※1 全モデル共通 共存なし 250 256※2 共存あり 128 200※2
- 注※1
- スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
- 例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
- VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。
- 注※2
- PortFast機能を設定したポート数は含めません。
表3-19 シングルスパニングツリーの収容条件
モデル Ring Protocol共存有無 対象VLAN数 VLANポート数※1 VLANポート数※1
(PVST+併用時※2)全モデル共通 共存なし 1024※3 5000 1000 共存あり 1024※3 4000 800
- 注※1
- スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
- 例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
- VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。
- 注※2
- PVST+の対象ポート含み合計の最大値が1000となります。
- 注※3
- PVST+同時動作時はPVST+対象VLAN数を引いた値となります。
表3-20 マルチプルスパニングツリーの収容条件
モデル Ring Protocol共存有無 対象VLAN数 VLANポート数※1 MSTインスタンス数 MSTインスタンスごとの対象VLAN数※2 全モデル共通 共存なし 1024 5000 16 50 共存あり 1024 4000 16 50
- 注※1
- スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
- 例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
- VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。
- 注※2
- MSTインスタンス0は除きます。MSTインスタンス0の対象VLAN数は1024となります。なお,運用中は運用コマンドshow spanning-tree port-countで対象VLAN数とVLANポート数を確認できます。
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