コンフィグレーションガイド Vol.1
Ring Protocol機能を正常に動作させるには,構成に合った設定が必要です。設定の流れを次に示します。
- <この項の構成>
- (1) スパニングツリーの停止
- (2) Ring Protocol共通の設定
- (3) モードとポートの設定
- (4) 各種パラメータ設定
(1) スパニングツリーの停止
Ring Protocolを使用する場合には,事前にスパニングツリーを停止することを推奨します。ただし,本装置でRing Protocolとスパニングツリーを併用するときは,停止する必要はありません。スパニングツリーの停止については,「27. スパニングツリー」を参照してください。
(2) Ring Protocol共通の設定
リングの構成,またはリングでの本装置の位置づけに依存しない共通の設定を行います。
- リングID
- 制御VLAN
- VLANマッピング
- VLANグループ
(3) モードとポートの設定
リングの構成,またはリングでの本装置の位置づけに応じた設定を行います。設定の組み合わせに矛盾がある場合,Ring Protocol機能は正常に動作しません。
- モード
- リングポート
(4) 各種パラメータ設定
Ring Protocol機能は,次に示すコンフィグレーションの設定がない場合,初期値で動作します。値を変更したい場合はコマンドで設定してください。
- 機能の無効化
- ヘルスチェックフレーム送信間隔
- ヘルスチェックフレーム受信待ち保護時間
- フラッシュ制御フレーム受信待ち保護時間
- フラッシュ制御フレーム送信回数
- プライマリポート
- 経路切り戻し抑止機能の有効化および抑止時間
- Ring ProtocolでクリアするMACアドレステーブルのエントリ対象
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