コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) MIB情報収集周期のチューニング
(1) MIB情報収集周期のチューニング
SNMPマネージャは,ネットワーク上の新しい装置を検出したり,トラフィック状況を監視したりするため,SNMPエージェントサポート機器から定期的にMIBを取得します。この定期的なMIB取得の間隔が短いと,ネットワーク機器やネットワークに負荷が掛かります。また,装置の状態や構成などによって,MIB取得時にマネージャ側でタイムアウトが発生するおそれがあります。特に,次に示すケースでは応答タイムアウトの発生するおそれが高まります。
- 接続SNMPマネージャ数が多い場合
本装置にSNMPマネージャが多数接続され,MIB情報の収集が集中した場合。
- SNMPイベントが同時に多数発生している場合
本装置から大量にSNMP通知が送信されるような状態のときに,MIBを取得した場合や,本装置から送信されたSNMP通知に基づいて,並行してMIBを取得した場合。
応答タイムアウトが頻発する場合は,SNMPマネージャのポーリング周期や応答監視タイマ値をチューニングしてください。代表的なSNMPマネージャのチューニングパラメータには,次の三つがあります。
- ポーリング周期
- 応答監視タイマ
- 応答監視タイムアウト時のリトライ回数
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