コンフィグレーションガイド Vol.1

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25.5.2 L2プロトコルフレーム透過機能の注意事項

<この項の構成>
(1) 他機能との共存
(2) UDLDフォワーディング機能

(1) 他機能との共存

22.3 レイヤ2スイッチ機能と他機能の共存について」を参照してください。

(2) UDLDフォワーディング機能

IEEE802.3ah/UDLD機能を使用する装置間に本装置を接続し,本装置でUDLDフォワーディング機能を使用する場合,OAMPDUをやり取りする双方の装置のポートが1対1の関係となる構成で運用してください。なお,IEEE802.3ah/UDLD機能を使用する装置間でリンク状態の認識にずれが生じるため,片方向リンク障害を誤検知することがあります。

また,本装置でVXLAN機能とUDLDフォワーディング機能を併用してVXLANトンネルをフォワーディングさせる場合,VXLANトンネルのネットワークの状況によって片方向リンク障害を誤検知することがあります。

接続構成例を次の図に示します。

図25-5 IEEE802.3ah/UDLD機能使用装置間でUDLDフォワーディング機能を使用する例

[図データ]

片方向リンク障害を誤検知する場合は,IEEE802.3ah/UDLD機能を使用している装置について,コンフィグレーションコマンドefmoam udld-detection-countで片方向リンク障害と判断するための回数を調整してください。

また,IEEE802.3ah/UDLD機能を使用する装置間に中継装置が接続された構成では,コンフィグレーションコマンドefmoam activeでudldパラメータを設定した側の装置で片方向リンク障害を検出してポートがinactive状態になっても,相手装置側のポートではリンクダウンを検出できません。双方の装置のポートをリンクダウンさせるには,双方の装置にefmoam activeコマンドでudldパラメータを設定してください。

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