コンフィグレーションガイド Vol.1
次の図に示すように,マスタスイッチとして動作するメンバスイッチAとバックアップスイッチとして動作するメンバスイッチBで構成するスタックから,メンバスイッチAを削除します。
図8-4 メンバスイッチの削除(マスタスイッチ)
メンバスイッチ(マスタスイッチ)を削除する流れを次の表に示します。
表8-6 メンバスイッチ(マスタスイッチ)を削除する流れ
操作の流れとその内容 設定対象 (1) メンバスイッチBの状態確認
- 初期化が完了していることの確認
- ポートがアップしていることの確認
メンバスイッチB (2) メンバスイッチAの停止 本装置A
(メンバスイッチA)(3) メンバスイッチAのコンフィグレーションの削除
- モデルの削除
- マスタ選出優先度の削除
メンバスイッチB
- <この項の構成>
- (1) メンバスイッチBの状態確認
- (2) メンバスイッチAの停止
- (3) メンバスイッチAのコンフィグレーションの削除
(1) メンバスイッチBの状態確認
メンバスイッチAにログインして,メンバスイッチBの状態を確認します。
- [手順]
- > show switch
メンバスイッチBの初期化が完了していることを確認します。
- > show port
メンバスイッチBのポートがアップしていることを確認します。
(2) メンバスイッチAの停止
メンバスイッチAを停止します。
- [手順]
- > reload stop
メンバスイッチAを停止します。メンバスイッチBはバックアップスイッチからマスタスイッチに遷移します。
- 電源をOFFにして,スタック構成から外します。
(3) メンバスイッチAのコンフィグレーションの削除
マスタスイッチであるメンバスイッチBから,削除したメンバスイッチAのコンフィグレーションを削除します。
- [設定のポイント]
- メンバスイッチBのコンフィグレーションからメンバスイッチAのモデルを削除すると,対応するイーサネットインタフェースのコンフィグレーションも削除されます。
- [コマンドによる設定]
- (config)# no switch 1 provision
スイッチ番号1のモデルを削除します。モデルを削除すると,指定したモデルに対応するイーサネットインタフェースのコンフィグレーションも削除されます。
- (config)# no switch 1 priority
スイッチ番号1のマスタ選出優先度を削除します。
- (config)# save
(config)# exit
コンフィグレーションを保存して,コンフィグレーションコマンドモードから装置管理者モードに戻ります。
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