コンフィグレーションガイド Vol.1
本装置は,物理ポートごとに1秒当たりのMACアドレス学習の移動回数を監視して,移動回数が設定した回数を超えている状態が,設定した時間を超えて継続した場合に,ループ障害の発生と判断します。
この機能をMACアドレス学習移動監視機能と呼び,ループ障害が発生したと判断する閾値として,コンフィグレーションコマンドmac-address-moveで1秒当たりのMACアドレス学習の移動回数と継続時間を設定して使用します。また,ループ障害が発生したと判断したときの動作として,次に示す動作のどちらかを選択できます。
- <この項の構成>
- (1) ポートをinactive状態にして運用メッセージを出力する
- (2) ポートの状態は変更しないで運用メッセージを出力する
(1) ポートをinactive状態にして運用メッセージを出力する
ポートをinactive状態にして,運用メッセージを出力します。
inactive状態にしたポートは,ループ障害の原因を解決したあとに,運用コマンドactivateでactive状態にしてください。なお,自動復旧も設定でき,設定した時間が経過すると自動でactive状態に変更します。
チャネルグループを構成するポートをinactive状態にする場合は,チャネルグループを構成する全ポートをinactive状態にします。さらに,自動復旧が指定されていると,全ポートをactive状態にします。なお,運用メッセージは全ポート分出力されます。
(2) ポートの状態は変更しないで運用メッセージを出力する
ポートの状態は変更しないで,運用メッセージを出力します。
ループ障害が発生したと判断したあと,移動回数が設定した回数を30秒間連続して下回った場合に,回復を通知する運用メッセージを出力します。なお,ループ障害を検出したポートがダウンした場合,運用メッセージは出力されません。
チャネルグループを構成するポートでループ障害が発生したと判断した場合,該当ポートに対する運用メッセージが出力されます。
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