コンフィグレーションガイド Vol.1
イーサネットインタフェースは,接続するインタフェースに対応するコマンドで該当するモードに移行してから,コンフィグレーションを設定します。ポートの種類と対応するモード移行コマンドを次の表に示します。
表20-20 ポートの種類と対応するモード移行コマンド
ポートの種類 モード移行コマンド 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tポート interface gigabitethernet 100BASE-TX/1000BASE-T/10GBASE-Tポート interface tengigabitethernet SFP+/SFP共用ポート interface tengigabitethernet QSFP+ポート(スタック専用) interface fortygigabitethernet QSFP28/QSFP+共用ポート interface hundredgigabitethernet
- <この項の構成>
- (1) インタフェースに対するコンフィグレーションの設定
- (2) インタフェースのシャットダウン
(1) インタフェースに対するコンフィグレーションの設定
- [設定のポイント]
- イーサネットのコンフィグレーションでは,複数のコマンドでコンフィグレーションを設定することがあります。そのとき,コンフィグレーションの設定が完了していない状態でイーサネットがリンクアップ状態になると期待した通信ができません。したがって,最初にイーサネットをシャットダウンしてから,コンフィグレーションの設定が完了したあとにイーサネットのシャットダウンを解除することを推奨します。
- [コマンドによる設定]
- (config)# interface gigabitethernet 1/0/10
イーサネットインタフェース1/0/10のコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# shutdown
イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
- (config-if)# *****
イーサネットインタフェースに対するコンフィグレーションを設定します。
- (config-if)# no shutdown
イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。
(2) インタフェースのシャットダウン
イーサネットをシャットダウンするには,該当するイーサネットインタフェースのコンフィグレーションモードに移行して,shutdownコマンドを実行します。使用しないイーサネットはシャットダウンしておいてください。
なお,運用コマンドinactivateでイーサネットの運用を停止することもできます。ただし,inactivateコマンドでinactive状態とした場合は,装置を再起動するとイーサネットがactive状態になります。イーサネットをシャットダウンした場合は,装置を再起動してもイーサネットはdisable状態のままとなり,active状態にするためにはコンフィグレーションでno shutdownを設定してシャットダウンを解除する必要があります。
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