コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) ファイル転送時の注意事項
- (2) MCからファイルをコピーするときの注意事項
- (3) アップデートコマンド実行時の注意事項
(1) ファイル転送時の注意事項
アップデートファイルは,本装置上の/usr/var/updateディレクトリ配下にk.imgというファイル名で転送してください。すでにファイルが存在している場合は,既存のファイルに上書きします。転送先およびファイル名を誤った場合は,誤ったファイルを削除してから再度転送してください。
(2) MCからファイルをコピーするときの注意事項
- MCは,弊社製品を使用してください。
- 事前にPCなどを使用して,アップデートファイルをMCに格納しておいてください。
(3) アップデートコマンド実行時の注意事項
- アップデートコマンドが異常終了した場合は,次のコマンドを実行して,ppupdate.execファイルの有無を確認してください。
該当するファイルが存在するときは,運用コマンドrmで対象ファイルを削除してください。
ls /tmp/ppupdate.exec
なお,スタック構成の場合は,マスタスイッチ以外は運用コマンドremote commandを使用してファイルを確認したり削除したりしてください。
- アップデートコマンドは,複数のユーザで同時に実行できません。実行した場合,メッセージ「another user is executing now」を表示し,異常終了します。
- コンフィグレーションコマンドモードでは,アップデートコマンドを実行できません。
- k.imgファイルは削除しないでください。異常終了時にファイルを復旧できなくなります。
- アップデート実行中は,電源をOFFにしないでください。電源がOFFになった場合は,再起動後,最初からアップデートを再実行してください。
- 内蔵フラッシュメモリに保存されているコンフィグレーションは,アップデート後のバージョンにも内容が引き継がれます。保存されているコンフィグレーションの設定数が多い状態でアップデートすると,コンフィグレーションの引き継ぎに時間が掛かることがあります。
なお,バージョンダウンする場合,未サポートになるコンフィグレーションはあらかじめ削除してください。未サポートのコンフィグレーションを削除しないでバージョンダウンを実行した場合,スタック構成では,メンバスイッチ間でコンフィグレーションが一致しないため,バージョンダウンしたメンバスイッチはスタックを構成できません。スタンドアロンの装置では,未サポートになるコンフィグレーションは削除して運用するため,意図しないネットワークを構築するおそれがあります。
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