コンフィグレーションガイド Vol.2

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17.2.2 アップリンク・リダンダントの設定

アップリンク・リダンダントの設定例を次の図に示します。ここでは,この図を基にアップリンク・リダンダントの設定手順を説明します。

図17-7 アップリンク・リダンダントの設定例

[図データ]

本装置では,ポート1/0/1をプライマリポートに設定し,ポート1/0/2をセカンダリポートに設定します。また,自動切り戻しの待ち時間を60秒に設定し,フラッシュ制御フレームは送信する設定にします。

<この項の構成>
(1) アップリンク・リダンダントの設定

(1) アップリンク・リダンダントの設定

[設定のポイント]
ポート1/0/1をプライマリポート,ポート1/0/2をセカンダリポートとして設定し,自動切り戻しの待ち時間を60秒に設定します。アップリンク・リダンダントを設定するためには,事前にスパニングツリーを停止する必要があります。また,フラッシュ制御フレームを送信する設定は,プライマリポートで行う必要があります。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# spanning-tree disable
    スパニングツリーを停止します。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 1/0/1
    (config-if)# switchport backup interface gigabitethernet 1/0/2 preemption-delay 60
    ポート1/0/1のコンフィグレーションモードへ移行します。
    プライマリポートになるポート1/0/1のコンフィグレーションモードで,セカンダリポートにするポート1/0/2を設定します。また,自動切り戻しの待ち時間を60秒に設定します。
     
  3. (config-if)# switchport backup flush-request transmit
    (config-if)# exit
    フラッシュ制御フレームを送信する設定をします。
     

[注意事項]
  • 本機能を設定する前は,ループ構成となります。プライマリポートまたはセカンダリポートのインタフェースをshutdownに設定するなどして,ループが発生しない状態にした上で,設定してください。
  • プライマリポートをリンクアグリゲーションに設定する場合には,ポートチャネルインタフェースに設定してください。リンクアグリゲーションに設定されているポートのイーサネットインタフェースには設定できません。

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