コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) 他機能との共存
- (2) MACアドレス学習とARP,NDPについて
- (3) MACアドレス学習の抑止について
- (4) レイヤ3中継とMACアドレス学習の制限の併用について【AX3650S】
(1) 他機能との共存
(a) レイヤ2スイッチ機能との共存
「21.3 レイヤ2スイッチ機能と他機能の共存について」を参照してください。
(b) レイヤ2認証との共存
「コンフィグレーションガイド Vol.2 5.2.1 レイヤ2認証と他機能との共存」を参照してください。
(2) MACアドレス学習とARP,NDPについて
本装置では,レイヤ3中継でARPやNDPによってアドレス解決したNextHopのMACアドレスはMACアドレステーブルに登録されている必要があります。そのため,次の点に注意してください。
- MACアドレス学習の情報をコマンドやエージングなどによってクリアすると,MACアドレスに対応するARPやNDPの情報がいったんクリアされます。クリアされたARPやNDPのエントリは,通信の必要に応じて再解決を行います。
- MACアドレス学習のエージングタイムがARPやNDPのエージングタイムより短い場合,MACアドレス学習のエージングによって対応するARPやNDPのエントリをクリアします。このクリアは,MACアドレス学習のエージングタイムをARPやNDPのエージングタイム以上の時間にすることで回避できます。
(3) MACアドレス学習の抑止について
- MACアドレス学習抑止を設定したVLANは,レイヤ3のインタフェースとして使用できません。
- MACアドレス学習の抑止は,MACアドレス学習数の制限よりも優先されます。【AX3650S】
(4) レイヤ3中継とMACアドレス学習の制限の併用について【AX3650S】
レイヤ3中継をするVLANでMACアドレス学習を制限する場合には,アドレス未学習パケットのハードウェア廃棄機能を併用するようにしてください。
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