コンフィグレーションガイド Vol.1

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19.3.2 イーサネットインタフェースの設定

イーサネットインタフェースは,接続するインタフェースに対応するコマンドで該当するモードに移行してから,コンフィグレーションを設定します。ポートの種類と対応するモード移行コマンドを次の表に示します。

表19-19 ポートの種類と対応するモード移行コマンド

ポートの種類 モード移行コマンド
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tポート interface gigabitethernet
SFPポート interface gigabitethernet
SFP+/SFP共用ポート interface tengigabitethernet
QSFP+ポート interface fortygigabitethernet
<この項の構成>
(1) インタフェースに対するコンフィグレーションの設定
(2) インタフェースのシャットダウン

(1) インタフェースに対するコンフィグレーションの設定

[設定のポイント]
イーサネットのコンフィグレーションでは,複数のコマンドでコンフィグレーションを設定することがあります。そのとき,コンフィグレーションの設定が完了していない状態でイーサネットがリンクアップ状態になると期待した通信ができません。したがって,最初にイーサネットをシャットダウンしてから,コンフィグレーションの設定が完了したあとにイーサネットのシャットダウンを解除することを推奨します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface gigabitethernet 1/0/10
    イーサネットインタフェース1/0/10のコンフィグレーションモードに移行します。
     
  2. (config-if)# shutdown
    イーサネットインタフェースをシャットダウンします。
     
  3. (config-if)# *****
    イーサネットインタフェースに対するコンフィグレーションを設定します。
     
  4. (config-if)# no shutdown
    イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。
     

(2) インタフェースのシャットダウン

イーサネットをシャットダウンするには,該当するイーサネットインタフェースのコンフィグレーションモードに移行して,shutdownコマンドを実行します。使用しないイーサネットはシャットダウンしておいてください。

なお,運用コマンドinactivateでイーサネットの運用を停止することもできます。ただし,inactivateコマンドでinactive状態とした場合は,装置を再起動するとイーサネットがactive状態になります。イーサネットをシャットダウンした場合は,装置を再起動してもイーサネットはdisable状態のままとなり,active状態にするためにはコンフィグレーションでno shutdownを設定してシャットダウンを解除する必要があります。

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