コンフィグレーションガイド Vol.1

[目次][索引][前へ][次へ]


19.1.5 1000BASE-X

1000BASE-Xの光ファイバを使用したインタフェースについて説明します。

<この項の構成>
(1) 接続インタフェース
(2) 接続仕様
(3) 接続時の注意事項

(1) 接続インタフェース

1000BASE-SX,1000BASE-SX2,1000BASE-LX,1000BASE-LH,1000BASE-LHB,および1000BASE-BXをサポートしています。回線速度は1000Mbit/s全二重固定です。

1000BASE-SX
短距離間を接続するために使用します(マルチモード,最大550m)。

1000BASE-SX2【AX3650S】
マルチモード光ファイバを使用して2kmの伝送距離を実現します(マルチモード,最大2km)。

1000BASE-LX
中距離間を接続するために使用します(シングルモード,最大5km/マルチモード,最大550m)。

1000BASE-LH,1000BASE-LHB
長距離間を接続するために使用します。
  • 1000BASE-LH(シングルモード,最大70km)
  • 1000BASE-LHB(シングルモード,最大100km)

1000BASE-BX
送受信で波長の異なる光を使用することで,1芯の光ファイバを使い,光ファイバのコストを抑えることができます。
送受信で異なる波長の光を使用するため,アップ側とダウン側で1対となるトランシーバを使用します。
本装置では,IEEE802.3ahで規定されている1000BASE-BX10-D/1000BASE-BX10-Uと,独自規格の1000BASE-BX40-D/1000BASE-BX40-Uをサポートします。

1000BASE-BX10-D/1000BASE-BX10-U
中距離間を接続するために使用します(シングルモード,最大10km)。

1000BASE-BX40-D/1000BASE-BX40-U
長距離間を接続するために使用します(シングルモード,最大40km)。

コンフィグレーションでは次のモードを指定できます。接続するネットワークに合わせて設定してください。本装置のデフォルト値は,オートネゴシエーションになります。

オートネゴシエーションは,全二重モード選択およびフローコントロールについて,対向装置間でやりとりをして接続動作を決定する機能です。本装置では,ネゴシエーションで解決できなかった場合,リンク接続されるまで接続動作を繰り返します。

(2) 接続仕様

本装置のコンフィグレーションでの指定値と相手装置の伝送速度および,全二重および半二重モードの接続仕様を次の表に示します。なお,1000BASE-Xの物理仕様については,「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

表19-11 接続仕様

相手装置 本装置の設定
設定 インタフェース 固定 オートネゴシエーション
1000BASE全二重 1000BASE全二重
固定 1000BASE半二重 × ×
1000BASE全二重 1000BASE全二重 ×
オート
ネゴシエーション
1000BASE半二重 × ×
1000BASE全二重 × 1000BASE全二重

(凡例) ×:接続できない


(3) 接続時の注意事項

[目次][前へ][次へ]


[商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2011, 2020, ALAXALA Networks, Corp.