コンフィグレーションガイド Vol.1

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7.2.1 スタック構成

スタックを構成するメンバスイッチは最大で2台です。

<この項の構成>
(1) メンバスイッチ2台でのスタック構成
(2) メンバスイッチ1台でのスタック構成

(1) メンバスイッチ2台でのスタック構成

メンバスイッチ2台でのスタック構成例を次の図に示します。

図7-2 メンバスイッチ2台でのスタック構成例

[図データ]

スタック構成ではマスタスイッチがほかのメンバスイッチを制御して,仮想的に1台の装置として動作します。

スタック構成時のリンクアグリゲーションは,スタックを構成するそれぞれのメンバスイッチに対して設定することをお勧めします。この設定によって,一つのメンバスイッチで障害が発生しても通信を継続できます。

また,スタックリンクに障害が発生し,メンバスイッチ間で通信できなくなると,スタックが分かれ,どちらもマスタスイッチになります。これによって,通信ができなくなるおそれがあります。この状態を避けるため,スタックリンクを2本以上設定して,冗長化しておくことをお勧めします。

(2) メンバスイッチ1台でのスタック構成

1台のメンバスイッチでもスタックを構成できます。

メンバスイッチ2台でスタックを構成する場合でも,まずメンバスイッチ1台のスタックを構成すれば,その後,それぞれのメンバスイッチのスタックポートを接続し,メンバスイッチ2台のスタックに移行できます。

また,最初からメンバスイッチ1台のスタックで運用すれば,運用中に通信を停止することなく,装置を追加して利用できるポート数を増やせます。

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