コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) ユニキャストフレームの扱い
- (2) ストームの検出と回復の検出
- (3) フィルタ使用時のストーム検出
- (4) 帯域監視使用時のストーム検出
(1) ユニキャストフレームの扱い
本装置では,ユニキャストストームの検出と,フレームの廃棄で対象フレームが異なります。ユニキャストストームの検出は,受信するすべてのユニキャストフレームの数で行います。フレームの廃棄は,MACアドレステーブルに宛先MACアドレスが登録されていないためにフラッディングされるユニキャストフレームだけが対象です。
(2) ストームの検出と回復の検出
本装置は,1秒間に受信したフレーム数が,コンフィグレーションで設定された閾値を超えたときに,ストームが発生したと判定します。ストームが発生したあと,1秒間に受信したフレーム数が閾値以下の状態が30秒続いたときに,ストームが回復したと判定します。
ストーム発生時にポートを閉塞する場合は,そのポートではフレームを受信しなくなるため,ストームの回復も検出できなくなります。ストーム発生時にポートの閉塞を設定した場合は,ネットワーク監視装置などの本装置とは別の手段でストームが回復したことを確認してください。
(3) フィルタ使用時のストーム検出
フィルタ廃棄とストーム検出が同時に発生すると,本来中継されるはずのフレームを含め,より多くのフレームを廃棄することがあります。
(4) 帯域監視使用時のストーム検出
帯域監視違反とストーム検出が同時に発生すると,本来中継されるはずのフレームを含め,より多くのフレームを廃棄することがあります。
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