コンフィグレーションガイド Vol.2
IPv6を使用する場合,あらかじめswrt_table_resourceコマンドでIPv6リソースを使用するモードに変更する必要があります。
- <この項の構成>
- (1) あらかじめ,IPインタフェースを設定します。
- (2) 仮想ルータへIPアドレスを設定します。
- (3) 仮想ルータの優先度を設定します。
- (4) ADVERTISEMENTパケット送信間隔を設定します。
- (5) 障害監視インタフェースとVRRPポーリングを設定します。
(1) あらかじめ,IPインタフェースを設定します。
VLANに対して,仮想ルータに設定しようとしているIPアドレスと同一アドレスファミリのIPアドレスを設定します。
VLANに初めてIPv6アドレスを設定する場合は,続けてipv6 enableコマンドを実行してIPv6アドレスを有効にする必要があります。
(2) 仮想ルータへIPアドレスを設定します。
IPインタフェースに設定したIPアドレスと同一のIPアドレスを仮想ルータへ設定すると,仮想ルータはアドレス所有者となり,優先度が255固定となります。
仮想ルータへIPv6アドレスを設定する場合,規格上はリンクローカルユニキャストアドレスだけ指定できますが,本装置ではグローバルアドレス(サイトローカルアドレスも含む)も指定できます。
(3) 仮想ルータの優先度を設定します。
IPアドレス所有者でない同一仮想ルータIDの仮想ルータの優先度を,それぞれ異なる値に設定します。
(4) ADVERTISEMENTパケット送信間隔を設定します。
ネットワークの負荷が高く,バックアップの仮想ルータがADVERTISEMENTパケットを頻繁に取りこぼす場合は,ADVERTISEMENTパケットの送信間隔をマスタとバックアップの仮想ルータに設定します。
(5) 障害監視インタフェースとVRRPポーリングを設定します。
必要に応じて,仮想ルータが設定されているインタフェース以外の障害で仮想ルータの切り替えが行われるように,仮想ルータへ障害監視インタフェースやVRRPポーリングを設定します。
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