no test interfaces
イーサネットの回線テストをストップし,テスト結果を表示します。
なお,回線テストの詳細は,「トラブルシューティングガイド」を参照してください。
[入力形式]
no test interfaces gigabitethernet <nif no.>/<port no.> no test interfaces tengigabitethernet <nif no.>/<port no.>
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- gigabitethernet
-
最大回線速度が1Gbit/sのイーサネットインタフェースを指定します。
- tengigabitethernet
-
最大回線速度が10Gbit/sのイーサネットインタフェースを指定します。
- <nif no.>/<port no.>
-
NIF番号,ポート番号を指定します。指定できる値の範囲は「パラメータに指定できる値」を参照してください。
[実行例1]
-
10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-Tでの回線テスト
ポート番号2に,テストパターンがオール0xffでデータ長が100オクテットのフレームを5秒間隔で送信するモジュール内部ループバックテストを開始します。回線テスト実行結果画面を次の図に示します。
>test interfaces gigabitethernet 0/2 internal interval 5 pattern 1 length 100 >no test interfaces gigabitethernet 0/2 Date 20XX/10/23 12:00:00 UTC Interface type :100BASE-TX Test count :60 Send-OK :60 Send-NG :0 Receive-OK :60 Receive-NG :0 Data compare error :0 Out buffer hunt error :0 Out line error :0 In CRC error :0 In alignment :0 In monitor time out :0 In line error :0 H/W error :none > |
[実行例1の表示説明]
表示項目 |
意味 |
推定原因 |
対策 |
---|---|---|---|
Interface type |
回線種別
|
− |
− |
Test count |
テスト回数 |
− |
− |
Send-OK |
正常送信回数 |
− |
− |
Send-NG |
異常送信回数 |
回線障害によるフレーム廃棄回数の和 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
Receive-OK |
正常受信回数 |
− |
− |
Receive-NG |
異常受信回数 |
データ照合エラーと受信監視タイマタイムアウトの和 |
Data compare error以降の各項目参照。 |
Data compare error |
データ照合エラー(データ受信時の送信データとのコンペアチェックで一致しなかったフレーム数) |
回線障害 |
装置を交換します。 |
Out buffer hunt error |
送信バッファ獲得失敗 |
ほかのポートで輻輳が発生 |
ほかのポート上の輻輳を解消してから再実行します。 |
Out line error |
送信回線障害発生回数 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In CRC error |
正しいフレーム長で,かつFCSチェックで検出された回数※2 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In alignment |
正しいフレーム長ではなく,かつFCSチェックで検出された回数※2 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In monitor time out |
受信監視タイマタイムアウト |
回線障害 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。※3 |
In line error |
受信回線障害発生回数 |
回線障害 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
H/W error |
H/W障害発生の有無 none:なし occurred:あり |
回線障害 |
装置を交換します。 |
[実行例2]
-
100BASE-FX,1000BASE-Xでの回線テスト
ポート番号2に,テストパターンがオール0xffでデータ長が100オクテットのフレームを5秒間隔で送信するモジュール内部ループバックテストを開始します。回線テスト実行結果画面を次の図に示します。
>test interfaces gigabitethernet 0/2 internal interval 5 pattern 1 length 100 >no test interfaces gigabitethernet 0/2 Date 20XX/10/23 12:00:00 UTC Interface type :1000BASE-LX Test count :60 Send-OK :60 Send-NG :0 Receive-OK :60 Receive-NG :0 Data compare error :0 Out buffer hunt error :0 Out line error :0 In CRC error :0 In alignment :0 In monitor time out :0 In line error :0 H/W error :none > |
[実行例2の表示説明]
表示項目 |
意味 |
推定原因 |
対策 |
---|---|---|---|
Interface type |
回線種別
|
− |
− |
Test count |
テスト回数 |
− |
− |
Send-OK |
正常送信回数 |
− |
− |
Send-NG |
異常送信回数 |
回線障害によるフレーム廃棄回数の和 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
Receive-OK |
正常受信回数 |
− |
− |
Receive-NG |
異常受信回数 |
データ照合エラーと受信監視タイマタイムアウトの和 |
Data compare error以降の各項目参照。 |
Data compare error |
データ照合エラー(データ受信時の送信データとのコンペアチェックで一致しなかったフレーム数) |
回線障害 |
装置を交換します。 |
Out buffer hunt error |
送信バッファ獲得失敗 |
ほかのポートで輻輳が発生 |
ほかのポート上の輻輳を解消してから再実行します。 |
Out line error |
送信回線障害発生回数 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In CRC error |
正しいフレーム長で,かつFCSチェックで検出された回数※2 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In alignment |
正しいフレーム長ではなく,かつFCSチェックで検出された回数※2 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In monitor time out |
受信監視タイマタイムアウト |
回線障害 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
In line error |
受信回線障害発生回数 |
回線障害 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
H/W error |
H/W障害発生の有無 none:なし occurred:あり |
回線障害 |
装置を交換します。 |
[実行例3]
-
10GBASE-Rでの回線テスト
ポート番号25に,テストパターンがオール0xffでデータ長が100オクテットのフレームを5秒間隔で送信するモジュール内部ループバックテストを開始します。回線テスト実行結果画面を次の図に示します。
>test interfaces tengigabitethernet 0/25 internal interval 5 pattern 1 length 100 >no test interfaces tengigabitethernet 0/25 Date 20XX/10/23 12:00:00 UTC Interface type :10GBASE-LR Test count :60 Send-OK :60 Send-NG :0 Receive-OK :60 Receive-NG :0 Data compare error :0 Out buffer hunt error :0 Out line error :0 In CRC error :0 In alignment :0 In monitor time out :0 In line error :0 H/W error :none > |
[実行例3の表示説明]
表示項目 |
意味 |
推定原因 |
対策 |
---|---|---|---|
Interface type |
回線種別
|
− |
− |
Test count |
テスト回数 |
− |
− |
Send-OK |
正常送信回数 |
− |
− |
Send-NG |
異常送信回数 |
回線障害によるフレーム廃棄回数の和 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
Receive-OK |
正常受信回数 |
− |
− |
Receive-NG |
異常受信回数 |
データ照合エラーと受信監視タイマタイムアウトの和 |
Data compare error以降の各項目参照。 |
Data compare error |
データ照合エラー(データ受信時の送信データとのコンペアチェックで一致しなかったフレーム数) |
回線障害 |
装置を交換します。 |
Out buffer hunt error |
送信バッファ獲得失敗 |
ほかのポートで輻輳が発生 |
ほかのポート上の輻輳を解消してから再実行します。 |
Out line error |
送信回線障害発生回数 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In CRC error |
正しいフレーム長で,かつFCSチェックで検出された回数※2 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In alignment |
正しいフレーム長ではなく,かつFCS チェックで検出された回数※2 |
回線障害 |
装置を交換します。 |
In monitor time out |
受信監視タイマタイムアウト |
回線障害 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
In line error |
受信回線障害発生回数 |
回線障害 |
ループコネクタループバックテストの場合,ポートにループバックコネクタが正しくささっているか確認します。 |
H/W error |
H/W障害発生の有無 none:なし occurred:あり |
回線障害 |
装置を交換します。 |
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
<nif no.>/<port no.> is not gigabitethernet. |
指定されたポートはgigabitethernetインタフェースではありません。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 <port no.>:ポート番号 |
<nif no.>/<port no.> is not tengigabitethernet. |
指定されたポートはtengigabitethernetインタフェースではありません。指定パラメータを確認してください。 <nif no.>:NIF番号 <port no.>:ポート番号 |
Can't execute. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
Illegal Port -- <port no.>. |
ポート番号が範囲外です。指定パラメータを確認してください。 <port no.>:ポート番号 |
No operational port--<port no.>. |
指定ポートはコマンド実行可能な状態ではありません。指定パラメータを確認してください。 <port no.>:ポート番号 |
Test not executing. |
回線テストは実行されていません。指定パラメータを確認してください。 |
[注意事項]
-
ループコネクタの抜き差しは,ポートがinactive状態中に行ってください。
-
回線テストストップ時,タイミングによって送信したテストフレームの受信待ち状態で中断し,テスト結果を表示するため,Receive-OKとReceive-NGの合計値がSend-OKの回数より1回少なくなることがあります。