運用コマンドレファレンス Vol.1


rmuser

adduserコマンドで登録されているログインユーザのアカウントを削除します。

[入力形式]

rmuser <user name>

[入力モード]

装置管理者モード

[パラメータ]

<user name>

パスワードファイルに登録されているログインユーザ名を指定します。

[実行例]

  1. ログインユーザ名"operator"のユーザ登録を削除します。

    # rmuser operator
  2. 指定ログインユーザ名が登録されていれば,次の確認メッセージを表示します。

    Delete user 'operator'? (y/n): _

    ここで"y"を入力した場合,アカウントを削除します。

    ここで"n"を入力した場合,アカウントを削除しないでコマンドプロンプトに戻ります。

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表5‒2 rmuserコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

can't lock <file name> : <reason>

passwordファイルがロックしているのでユーザの削除を中止します。リトライしてください。

<file name>:パスワードファイル名

<reason>:詳細情報

Last user.

最後のユーザなので削除できません。

no changes made

指定ユーザの削除を中止します。再度実行してください。

No such user '<user name>'.

指定されたユーザは登録されていません。

<user name>:ユーザ名

Now another user is executing user account command, please try again.

ほかのユーザがユーザアカウント関連コマンドを実行中です。関連コマンド終了後に再度実行してください。

Permission denied

指定ユーザの削除はできません。

Remove myself?

本コマンドを実行しているユーザのアカウントは削除できません。

[注意事項]

  1. 本コマンドを実行しているユーザのアカウントは削除できません。例えば"operator"でログイン中に本コマンドで"operator"は削除できません。

  2. 初期導入時に用意されているユーザ("operator")は削除できます。

  3. ユーザを削除するとそのユーザのホームディレクトリが削除されるので,保存が必要なファイルはユーザの削除前にバックアップをしてください。

  4. 指定したユーザがログイン中の場合は,強制的にログアウトされます。したがって,削除対象のユーザにlogoutコマンドまたはexitコマンドで事前にログアウトさせておいてください。