コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


swrt_multicast_table

本装置でIPマルチキャストルーティング機能とIGMP/MLD snooping機能を同時に使用する場合に設定します。本コマンドを設定することで,IPマルチキャスト中継時にIGMP/MLD snoopingの学習情報を反映できます。

本コマンドの設定を有効にするためには,装置の再起動が必要となります。したがって,実運用を開始する最初の段階で必ず設定してください。

[入力形式]

情報の設定

swrt_multicast_table

情報の削除

no swrt_multicast_table

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

なし

[コマンド省略時の動作]

本装置でIPマルチキャストルーティング機能とIGMP/MLD snooping機能を同時に使用できません。

[通信への影響]

本装置を再起動してから起動が完了するまでの間,本装置を経由する通信が停止します。

[設定値の反映契機]

本コマンドを設定した場合は,コンフィグレーションを保存したあとで,必ず本装置を再起動してください。再起動しないと設定値が運用に反映されません。

[注意事項]

  1. 本コマンドを設定し,IGMP snooping機能を使用する場合,該当VLANに必ずIPv4マルチキャストルーティング機能を使用してください。IPv4マルチキャストルーティング機能を使用していないVLANではIGMP snooping機能は有効になりません。

  2. 本コマンドを設定し,MLD snooping機能を使用する場合の動作を次に示します。

    • swrt_table_resourceコマンドで,IPv6のルーティングにリソースを割り当てる配分パターンを設定している場合,該当VLANに必ずIPv6マルチキャストルーティング機能を使用してください。IPv6マルチキャストルーティング機能を使用していないVLANではMLD snooping機能は有効になりません。

    • swrt_table_resourceコマンドで,IPv4だけのルーティングにリソースを割り当てる配分パターンを設定している場合,該当VLANでのMLD snooping機能は有効になります。

[関連コマンド]

なし