コンフィグレーションガイド Vol.3


20.1.6 IPv6 DHCPリレー使用時の注意事項

IPv6 DHCPリレー使用時の注意事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) IPv6 DHCPサーバ機能との共存について

本装置では,IPv6 DHCPリレーとIPv6 DHCPサーバ機能を同時に使用できません。IPv6 DHCPリレーを使用する場合は,あらかじめ,コンフィグレーションコマンドno service ipv6 dhcpでIPv6 DHCPサーバ機能を未使用状態にしてください。

(2) IPv6マルチキャスト機能との共存について

本装置でIPv6マルチキャスト機能とIPv6 DHCPリレーを同時に使用する場合は,IPv6 DHCPリレーの転送先として各IPv6 DHCPサーバのユニキャストアドレスを指定することを推奨します。転送先に全IPv6 DHCPサーバ宛てのマルチキャストを使用する場合は,次の点に注意してください。

(3) IPv6 DHCPリレーパケット転送の注意事項

(4) ループバックアドレス使用時の注意事項

本装置とIPv6 DHCPサーバの間にルータが存在する状態で,IPv6 DHCPパケットの転送先として全IPv6 DHCPサーバ宛てのマルチキャストを指定して,かつループバックインタフェースにIPv6アドレスを設定する場合は,本装置の対向のルータ側で次の設定が必要です。なお,詳細な設定方法は対向ルータのマニュアルを参照してください。