15.1.8 IPv4 PIM-SSMの設定
(1) IPv4 PIM-SSMアドレスの設定
- [設定のポイント]
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本装置でIPv4 PIM-SSMを使用するにはグローバルコンフィグレーションモードで次の設定をします。本設定によってIPv4 PIM-SMが設定されたインタフェースでは,指定したSSMアドレス範囲でIPv4 PIM-SSMが動作します。本装置で使用できるSSMアドレス設定は一つだけです。例として,PIM-SSMが動作するSSMアドレス範囲をデフォルト(232.0.0.0/8)で使用する設定を示します。なお,SSMアドレス範囲を指定する場合にはip pim ssm rangeで設定してください。
[コマンドによる設定]
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(config)# ip pim ssm default
IPv4 PIM-SSMを使用できるようにします(SSMアドレス範囲は232.0.0.0/8となります)。
(2) IGMPv2/IGMPv3(EXCLUDEモード)でIPv4 PIM-SSMを連携動作させる設定
- [設定のポイント]
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IGMPv2/IGMPv3(EXCLUDEモード)ではソースアドレスを特定できないため,PIM-SSMへの連携ができません。本装置では,PIM-SSMが動作するグループアドレスとソースアドレスの設定をすることでPIM-SSMへの連携を行います。PIM-SSMが動作するグループアドレスはIPv4 PIM-SSMアドレスの設定で指定したSSMアドレス範囲内である必要があります。例として,グループアドレスを232.10.10.1とし,二つのサーバを使用する場合,サーバ1のソースアドレスを10.1.1.2,サーバ2のソースアドレスを10.1.2.2としたPIM-SSM構成例を次の図に示します。
図15‒2 PIM-SSM構成例
[コマンドによる設定]
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(config)# access-list 2 permit 232.10.10.1
グループアドレスを指定したアクセスリストを作成します。
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(config)# ip igmp ssm-map static 2 10.1.1.2
(config)# ip igmp ssm-map static 2 10.1.2.2
PIM-SSMが動作するグループアドレス,およびサーバ1とサーバ2のソースアドレスを設定します(グループアドレスは手順1で作成したアクセスリストを指定します)。
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(config)# ip igmp ssm-map enable
IGMPv2/IGMPv3(EXCLUDEモード)でIPv4 PIM-SSMを使用できるようにします。