コンフィグレーションガイド Vol.2


13.1.3 DHCPパケットの受信レート制限

DHCP snooping有効時に,受信するDHCPパケットを監視するとき,設定した受信レートを超えたDHCPパケットを廃棄する機能です。

受信レートはコンフィグレーションコマンドip dhcp snooping limit rateで設定します。本コマンドを設定していない場合は,受信レートを制限しません。

DHCPパケットの受信レート制限は,本装置が受信するすべてのDHCPパケットを対象にします。

受信レートを超えたDHCPパケットは廃棄し,運用ログ情報を採取します。ただし,SNMP通知は送信しません。なお,運用ログ情報は運用コマンドshow ip dhcp snooping loggingで確認できます。

〈この項の構成〉

(1) 運用ログ情報の採取契機

運用ログ情報はコンフィグレーションで設定した受信レートを超過したときに,「超過検出」イベントを採取します。

「超過検出」イベントを採取後30秒間は,レート超過によってパケットを廃棄してもイベントを採取しません。

DHCPパケット受信レートの運用ログ情報の採取契機を次の図に示します。

図13‒6 DHCPパケット受信レートの運用ログ情報の採取契機

[図データ]