コンフィグレーションガイド Vol.2


7.2.3 IEEE802.1X認証状態の変更

〈この項の構成〉

(1) 認証状態の初期化

認証状態の初期化を行うには,clear dot1x auth-stateコマンドを使用します。ポート番号,VLAN ID,端末のMACアドレスのどれかを指定できます。何も指定しなかった場合は,すべての認証状態を初期化します。

コマンドを実行した場合,再認証を行うまで通信ができなくなるので注意してください。

図7‒5 装置内すべてのIEEE802.1X認証状態を初期化する実行例
> clear dot1x auth-state
Initialize all 802.1X Authentication Information. Are you sure? (y/n) :y

(2) 強制的な再認証

強制的に再認証を行うには,reauthenticate dot1xコマンドを使用します。ポート番号,VLAN ID,端末のMACアドレスのどれかを指定できます。指定がない場合は,すべての認証済み端末に対して再認証を行います。

コマンドを実行しても,再認証に成功したSupplicantの通信に影響はありません。

図7‒6 装置内すべてのIEEE802.1X認証ポート,VLANで再認証する実行例
> reauthenticate dot1x
Reauthenticate all 802.1X ports and vlans. Are you sure? (y/n) :y