4.1.2 送信キュー長指定
本装置では,ネットワーク構成や運用形態に合わせて送信キュー長を変更できます。送信キュー長とは,一つのキューにキューイングできるフレーム数のことです。送信キュー長の変更はコンフィグレーションコマンドlimit-queue-lengthで指定します。送信キュー長を拡大することによって,バーストトラフィックによるキューあふれを低減させることができます。なお,指定した送信キュー長は本装置のすべてのイーサネットインタフェースに対して有効になります。
送信キュー長を指定しない場合,キュー長64で動作します。
| 送信キュー長 | 運用目的 | 
|---|---|
| 64 | 各キューに均等に負荷があり,送信制御を有効にしたい場合に指定します。 | 
| 1976※ | バーストトラフィックによるキューあふれを低減させたい場合に指定します。 | 
- 注※
- 
                  送信キュー長1976を指定した場合,キュー1,キュー2に対してだけキュー長を割り当て動作するため,各スケジューリングの動作は次のようになります。 PQ,RR,WRR :キュー1,キュー2がPQ,RR,WRRで動作します。 2PQ+6DRR :キュー1,キュー2がDRRで動作します。 2PQ+6WRR :キュー1,キュー2がWRRで動作します。