コンフィグレーションガイド Vol.2


3.2.3 TCP/UDPポート番号の範囲でQoS制御する設定

UDPポート番号の範囲をフロー検出条件とし,QoS制御を設定する例を示します。

[設定のポイント]

フレーム受信時にUDPヘッダの宛先ポート番号の範囲によってフロー検出を行い,QoS制御を実施します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST1

    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を作成します。本リストを作成することによって,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。

  2. (config-ip-qos)# qos udp any any range 10 20 action cos 6

    UDPヘッダの宛先ポート番号の範囲10〜20をフロー検出条件とし,CoS値=6のQoSフローリストを設定します。

  3. (config-ip-qos)# exit

    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface gigabitethernet 0/1

    ポート0/1のインタフェースモードに移行します。

  5. (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST1 in

    受信側にIPv4 QoSフローリストを有効にします。