コンフィグレーションガイド Vol.2


3.2.2 複数インタフェースのQoS制御の指定

複数のイーサネットインタフェースにQoS制御を指定する例を示します。

[設定のポイント]

config-if-rangeモードでQoS制御を有効に設定することで,複数のイーサネットインタフェースにQoS制御を設定できます。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST1

    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を作成します。本リストを作成することによって,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。

  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.168.100.10 action cos 6

    192.168.100.10のIPアドレスを宛先とし,CoS値=6のQoSフローリストを設定します。

  3. (config-ip-qos)# exit

    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface range gigabitethernet 0/1-4

    ポート0/1-4のインタフェースモードに移行します。

  5. (config-if-range)# ip qos-flow-group QOS-LIST1 in

    受信側にIPv4 QoSフローリストを有効にします。