コンフィグレーションガイド Vol.2


1.2.4 MACヘッダで中継・廃棄をする設定

MACヘッダをフロー検出条件として,フレームを中継・廃棄指定する例を次に示します。

[設定のポイント]

フレーム受信時にMACヘッダによってフロー検出を行い,フィルタエントリに一致したフレームを廃棄・中継します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# mac access-list extended IPX_DENY

    mac access-list(IPX_DENY)を作成します。本リストを作成することによって,MACフィルタの動作モードに移行します。

  2. (config-ext-macl)# deny any any ipx

    イーサネットタイプがIPXのフレームを廃棄するMACフィルタを設定します。

  3. (config-ext-macl)# permit any any

    すべてのフレームを中継するMACフィルタを設定します。

  4. (config-ext-macl)# exit

    MACフィルタの動作モードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  5. (config)# interface gigabitethernet 0/1

    ポート0/1のインタフェースモードに移行します。

  6. (config-if)# mac access-group IPX_DENY in

    受信側にMACフィルタを有効にします。