コンフィグレーションガイド Vol.1


22.6.3 プライマリポートの自動決定

マスタノードのプライマリポートは,ユーザが設定した二つのリングポートの情報に従って,自動で決定します。次の表に示すように,優先度の高い方がプライマリポートとして動作します。また,VLANグループごとに優先度を逆にすることで,ユーザが特に意識することなく,経路の振り分けができるようになります。

表22‒5 プライマリポートの選択方式(VLANグループ#1)

リングポート#1

リングポート#2

優先ポート

物理ポート

物理ポート

ポート番号の小さい方がプライマリポートとして動作

物理ポート

チャネルグループ

物理ポート側がプライマリポートとして動作

チャネルグループ

物理ポート

物理ポート側がプライマリポートとして動作

チャネルグループ

チャネルグループ

チャネルグループ番号の小さい方がプライマリポートとして動作

表22‒6 プライマリポートの選択方式(VLANグループ#2)

リングポート#1

リングポート#2

優先ポート

物理ポート

物理ポート

ポート番号の大きい方がプライマリポートとして動作

物理ポート

チャネルグループ

チャネルグループ側がプライマリポートとして動作

チャネルグループ

物理ポート

チャネルグループ側がプライマリポートとして動作

チャネルグループ

チャネルグループ

チャネルグループ番号の大きい方がプライマリポートとして動作

また,上記の決定方式以外に,コンフィグレーションコマンドaxrp-primary-portを使って,ユーザがVLANグループごとにプライマリポートを設定することもできます。