コンフィグレーションガイド Vol.1


16.4.3 離脱ポート制限機能のコンフィグレーション

[設定のポイント]

チャネルグループに離脱ポート制限機能を設定します。本コマンドではチャネルグループから離脱することを許容する最大ポート数に0と7のどちらかを指定します。7を指定した場合は離脱ポート制限機能を設定しない場合と同じです。

離脱ポート制限機能をサポートしている装置と接続する場合,接続先の装置と本設定を合わせてください。離脱ポート制限機能をサポートしていない装置と接続する場合,本装置のLACPシステム優先度を高くしてください。LACPシステム優先度は値が小さいほど優先度が高くなります。

離脱ポート制限機能は,LACPリンクアグリゲーションだけで使用できます。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface port-channel 10

    チャネルグループ10のポートチャネルインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# channel-group max-detach-port 0

    チャネルグループ10に離脱ポート制限機能を設定します。離脱を許容する最大ポート数を0とし,障害などによって1ポートでも離脱した場合にチャネルグループ全体を障害とみなします。

  3. (config-if)# channel-group lacp system-priority 100

    チャネルグループ10のシステム優先度を100に設定します。