コンフィグレーションガイド Vol.1


16.4.2 スタンバイリンク機能のコンフィグレーション

[設定のポイント]

チャネルグループにスタンバイリンク機能を設定して,同時に最大ポート数を設定します。また,リンクダウンモード,非リンクダウンモードのどちらかを設定します。スタンバイリンク機能は,スタティックリンクアグリゲーションだけで使用できます。

待機用ポートはポート優先度によって設定し,優先度が低いポートからスタンバイリンクに選択します。ポート優先度は値が小さいほど高い優先度になります。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface port-channel 10

    チャネルグループ10のポートチャネルインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# channel-group max-active-port 3

    チャネルグループ10にスタンバイリンク機能を設定して,最大ポート数を3に設定します。チャネルグループ10はリンクダウンモードで動作します。

  3. (config-if)# exit

    グローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface port-channel 20

    (config-if)# channel-group max-active-port 1 no-link-down

    (config-if)# exit

    チャネルグループ20のポートチャネルインタフェースコンフィグレーションモードに移行して,スタンバイリンク機能を設定します。最大ポート数を1とし,非リンクダウンモードを設定します。

  5. (config)# interface gigabitethernet 0/1

    (config-if)# channel-group 20 mode on

    (config-if)# lacp port-priority 300

    チャネルグループ20にポート0/1を登録して,ポート優先度を300に設定します。ポート優先度は値が小さいほど優先度が高く,ポート優先度のデフォルト値の128よりもスタンバイリンクに選択されやすくなります。