コンフィグレーションガイド Vol.1


15.3.7 フローコントロールの設定

本装置では,フローコントロールをポート単位に設定したり,装置内の全ポートでフローコントロールを無効にしたりできます。装置内の全ポートでフローコントロールを無効にすると,ポート単位のフローコントロールの設定はコンフィグレーションファイルに残りますが,動作しません。

〈この項の構成〉

(1) ポート単位のフローコントロールの設定

[設定のポイント]

フローコントロールの設定内容は,相手装置と矛盾しないように決定してください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface tengigabitethernet 0/25

    (config-if)# shutdown

    イーサネットインタフェースをシャットダウンします。

  2. (config-if)# flowcontrol send off

    (config-if)# flowcontrol receive off

    相手装置とのポーズパケット送受信を停止します。

  3. (config-if)# no shutdown

    イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。

(2) 全ポート共通のフローコントロールの設定

[設定のポイント]

装置内の全ポートでフローコントロールを無効にします。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# system flowcontrol off

    全ポートで相手装置とのポーズパケット送受信の停止を設定します。

  2. (config)# save

    (config)# exit

    保存して,コンフィグレーションモードから装置管理者モードに移行します。

  3. # restart vlan

    VLANプログラムを再起動します。全ポートで相手装置とのポーズパケット送受信を停止します。すべてのイーサネットインタフェースが再初期化され,VLANを構成しているポートは一時的にデータの送受信ができなくなります。

(3) フローコントロールのルーズモード設定

[設定のポイント]

フローコントロールのルーズモードを設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface tengigabitethernet 0/25

    (config-if)# shutdown

    イーサネットインタフェースをシャットダウンします。

  2. (config-if)# flowcontrol send on loose

    相手装置とのポーズパケット送信をルーズモードにします。

  3. (config-if)# no shutdown

    イーサネットインタフェースのシャットダウンを解除します。