15.2.3 ジャンボフレーム
ジャンボフレームは,MACヘッダのDA〜データが1518オクテットを超えるフレームを中継するための機能です。コンフィグレーションコマンドip mtuのMTU長を合わせて変更することで,IPパケットをフラグメント化するサイズを大きくすることもできます。
本装置では,Ethernet V2形式フレームだけをサポートします。IEEE802.3形式フレームはサポートしていません。Taggedフレームについては,「19.1.5 VLAN Tag」のTaggedフレームのフォーマットを参照してください。ジャンボフレームのサポート機能を次の表に示します。
| 項目 | フレーム形式 | 内容 | |
|---|---|---|---|
| Ethernet V2 | IEEE802.3 | ||
| フレーム長 (オクテット) | 1519〜9234 | × | MACヘッダのDA〜データの長さ。FCSは含みません。 | 
| 受信機能 | ○ | × | IEEE802.3フレームは,LENGTHフィールド値が0x05DD(1501オクテット)以上の場合に廃棄します。 | 
| 送信機能 | ○ | × | IEEE802.3フレームは送信しません。 | 
(凡例) ○:サポート ×:未サポート
なお,10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tでは,100BASE-TX(全二重)および1000BASE-T(全二重)だけをサポートします。100BASE-FXでは,全二重だけをサポートします。