コンフィグレーションガイド Vol.1


12.1.7 ルーティングテーブルのエントリ数の配分パターンの設定

本装置では,装置の適用形態に合わせ,ルーティングテーブルのエントリ数の配分パターンを変更することができます。配分パターンはコンフィグレーションコマンドswrt_table_resourceのパラメータl3switch-1,l3switch-2,またはl3switch-3で指定します。

配分パターンごとのテーブルエントリ数を次の表に示します。

表12‒6 配分パターンごとのテーブルエントリ数

項目

配分パターンごとのテーブルエントリ数

l3switch-1

l3switch-2

l3switch-3

IPv4

ユニキャスト経路

12288

8192

1024

マルチキャスト経路

1024

256

16

ARP

5120

1024

128

IPv6

ユニキャスト経路

2048

5632

マルチキャスト経路

128

16

NDP

1024

1024

(凡例) −:該当なし

注※

ARPとマルチキャスト経路の併用時は,ARPとマルチキャスト経路を合わせて5120までとなります。

初期状態はl3switch-1で,IPv4のルーティングにリソースを割り当てる配分パターンになっています。IPv6のルーティングを併用する場合は,設定を変更してください。

なお,配分パターンとテーブルのエントリ数に関する情報は,運用コマンドshow systemで確認できます。

[設定のポイント]

本設定の変更を有効にするには,本装置の再起動が必要となるため,初期導入時に設定することをお勧めします。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# swrt_table_resource l3switch-2

    コンフィグレーションモードで,テーブルエントリ数の配分パターンをl3switch-2に設定します。

  2. (config)# save

    (config)# exit

    保存して,コンフィグレーションモードから装置管理者モードに移行します。

  3. # reload

    本装置を再起動します。