MIBレファレンス
- <この項の構成>
- (1) 識別子
- (2) 実装仕様
(1) 識別子
rmon OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 16} alarm OBJECT IDENTIFIER ::= {rmon 3} オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.3 alarmTable OBJECT IDENTIFIER ::= {alarm 1} オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.16.3.1
(2) 実装仕様
Alarmグループの実装仕様を次の表に示します。
表2-36 Alarmグループの実装仕様
項番 オブジェクト識別子 アク
セス実装仕様 実装
有無1 alarmTable
{alarm 1}NA [規格] アラームテーブル。
[実装] 規格に同じ。● 2 alarmEntry
{alarmTable 1}NA [規格] アラームテーブルのリスト。
INDEX { alarmIndex }
[実装] 規格に同じ。ただし,最大128エントリまで。● 3 alarmIndex
{alarmEntry 1}R/O [規格] alarmTable中の行エントリを一意に識別する識別子。値の範囲は1〜65535。
[実装] 規格に同じ。● 4 alarmInterval
{alarmEntry 2}※1R/W [規格] 閾値と比較する間隔(単位:秒)。設定できる範囲は1〜(232-1)
[実装] 規格に同じ。※2● 5 alarmVariable
{alarmEntry 3}※1R/W [規格] サンプリングするMIBのオブジェクト識別子。
[実装] 規格に同じ。● 6 alarmSampleType
{alarmEntry 4}※1R/W [規格] 値を閾値と比較する方法を指定します。
[実装] 規格に同じ。
- absoluteValue(1)
- deltaValue(2)
● 7 alarmValue
{alarmEntry 5}R/O [規格] 前回のサンプリング時の統計値。
[実装] 規格に同じ。● 8 alarmStartupAlarm
{alarmEntry 6}※1R/W [規格] 最初にアラームを生成するタイミング。
[実装] 規格に同じ。
- risingAlarm(1)
- fallingAlarm(2)
- rising Or fallingAlarm(3)
● 9 alarmRisingThreshold
{alarmEntry 7}※1R/W [規格] サンプリングした統計に対する上方閾値。
[実装] 規格に同じ。※2● 10 alarmFallingThreshold
{alarmEntry 8}※1R/W [規格] サンプリングした統計に対する下方閾値。
[実装] 規格に同じ。※2● 11 alarmRisingEventIndex
{alarmEntry 9}※1R/W [規格] 上方閾値を超えた場合に使用するイベントグループのインデックス番号。設定できる範囲は0〜65535。
[実装] 規格に同じ。● 12 alarmFallingEventIndex
{alarmEntry 10}※1R/W [規格] 下方閾値を超えた場合に使用するイベントグループのインデックス番号。設定できる範囲は0〜65535。
[実装] 規格に同じ。● 13 alarmOwner
{alarmEntry 11}※1R/W [規格] エントリを構成する実態およびリソースを割り当てたオーナー。
[実装] 24文字以内の文字列を読み書きできます。● 14 alarmStatus
{alarmEntry 12}R/W [規格] エントリの状態を示します。
[実装] このエントリに追加するときは,まず,createRequest(2)をSetします。エントリ内のMIBにSetを行い,最後にvalid(1)をSetします。
削除するときは,invalid(4)をSetします。createRequest(2)をSetした後で,Getすると,underCreation(3)を応答し,valid(1)をSetした後でGetすると,valid(1)を応答します。※3
すでにエントリがある場合は,いったんinvalid(4)をSetしてエントリを削除してから追加してください。
- valid(1):alarmVariableに設定されたオブジェクトの情報をalarmIntervalの間にサンプリングできます。
- invalid(4):alarmVariableに設定されたオブジェクトが存在しません。または,alarmIntervalの間にサンプリングできませんでした。
● 注※1 コンフィグレーションコマンドrmon alarmでも設定できます。
注※2 コンフィグレーションで"2147483648"を設定した場合は"-2147483648"が表示され,以降,1ずつカウントアップされます。"4294967295"を設定した場合は"-1"が表示されます。
注※3 コンフィグレーションで設定したアラームグループを,SNMPマネージャからSetで無効にし,再び有効にする場合は,コンフィグレーションで設定したalarm設定を削除してから再設定してください。
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