MIBレファレンス
dot3グループの準拠規格を次に示します。
- RFC1643 (1994年7月)
- <この節の構成>
- (1) 識別子
- (2) 実装仕様
(1) 識別子
dot3 OBJECT IDENTIFIER ::= {transmission 7} オブジェクトID値 1.3.6.1.2.1.10.7
(2) 実装仕様
dot3グループの実装仕様を次の表に示します。
表2-15 dot3グループの実装仕様
項番 オブジェクト識別子 アク
セス実装仕様 実装
有無1 dot3StatsTable
{dot3 2}NA [規格] 特定のシステムに接続されたイーサネットライクなインタフェースの統計情報テーブル。
[実装] 規格に同じ。● 2 dot3StatsEntry
{dot3StatsTable 1}NA [規格] イーサネットライクなメディアへの特定のインタフェースの統計情報リスト。
INDEX { dot3StatsIndex }
[実装] 規格に同じ。● 3 dot3StatsIndex
{dot3StatsEntry 1}R/O [規格] イーサネットライクなメディアへのインタフェースのインデックス値。
[実装] 規格に同じ。● 4 dot3StatsAlignmentErrors
{dot3StatsEntry 2}R/O [規格] 正しいフレーム長※ではなく,かつFCSチェックで検出された受信フレーム数。
[実装] 規格に同じ。▲ 5 dot3StatsFCSErrors
{dot3StatsEntry 3}R/O [規格] 正しいフレーム長※で,かつFCSチェックで検出された受信フレーム数。
[実装] 正しいフレーム長※で,かつFCSチェックで検出された受信フレーム数。ただし,1000BASE-T,1000BASE-Xで動作している場合,ロングフレーム受信時もカウントされます。● 6 dot3StatsSingleCollisionFrames
{dot3StatsEntry 4}R/O [規格] 1回のコリジョンだけで送信が成功したフレーム数。
[実装] 規格に同じ。● 7 dot3StatsMultipleCollisionFrames
{dot3StatsEntry 5}R/O [規格] 特定のインタフェースで2回以上のコリジョンで送信が成功したフレーム数。
[実装] 規格に同じ。● 8 dot3StatsSQETestErrors
{dot3StatsEntry 6}R/O [規格] SQE TEST ERRORメッセージが発生した回数。
[実装] 0固定。▲ 9 dot3StatsDeferredTransmissions
{dot3StatsEntry 7}R/O [規格] 伝送路ビジーによって最初の送信が遅れたフレーム数。
[実装] 規格に同じ。● 10 dot3StatsLateCollisions
{dot3StatsEntry 8}R/O [規格] 512ビット時間経過後で,コリジョンを検出した回数。
[実装] 規格に同じ。● 11 dot3StatsExcessiveCollisions
{dot3StatsEntry 9}R/O [規格] 過度の衝突(16回)による転送失敗数。
[実装] 規格に同じ。● 12 dot3StatsInternalMacTransmitErrors
{dot3StatsEntry 10}R/O [規格] MACサブレイヤ内での送信障害によって送信が失敗した回数。
[実装] 0固定。▲ 13 dot3StatsCarrierSenseErrors
{dot3StatsEntry 11}R/O [規格] 送信時にキャリアがなかった回数。
[実装] 規格に同じ。● 14 dot3StatsFrameTooLongs
{dot3StatsEntry 13}R/O [規格] 最大許容フレーム長※を超えた受信フレーム数。
[実装] 規格に同じ。● 15 dot3StatsInternalMacReceiveErrors
{dot3StatsEntry 16}R/O [規格] MACサブレイヤ内での受信エラーによって受信が失敗したフレーム数。
[実装] 0固定。● 16 dot3StatsEtherChipSet
{dot3StatsEntry 17}R/O [規格] インタフェースで使われているチップセットを示すオブジェクト識別子。
[実装] 0.0固定▲ 注※ フレーム長とはMACヘッダからFCSまでを示します。フレームフォーマットについては,「コンフィグレーションガイド Vol.1 14.1.3 MACおよびLLC副層制御」を参照してください。
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