コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
グレースフル・リスタート機能を使用することを指定します。本装置はグレースフル・リスタート機能のレシーブルータ機能だけをサポートします。本コマンドの指定がある場合に,ピアに対してグレースフル・リスタート機能のネゴシエーションを行います。
本コマンドはBGP4とBGP4+で共通です。
[入力形式]
- 情報の設定
- bgp graceful-restart mode receive
- 情報の削除
- no bgp graceful-restart mode
- 注
- bgp graceful-restart restart-timeコマンドおよびbgp graceful-restart stalepath-timeコマンドは本コマンドを設定後,設定してください。また,bgp graceful-restart restart-timeコマンドまたはbgp graceful-restart stalepath-timeコマンドが設定されている場合,本コマンドだけを削除できません。
- no bgp graceful-restart指定時,本コマンドも削除します。
[入力モード]
(config-router)
[パラメータ]
- receive
- レシーブルータとして動作することを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
receive固定
[コマンド省略時の動作]
ピアに対し,グレースフル・リスタート機能のネゴシエーションを行いません。
[通信への影響]
本コマンドによってグレースフル・リスタート機能の有効/無効が変化した場合,当該ピアとのBGPセッションをいったん切断するため,経路を再学習するまでの間,通信が停止します。
[設定値の反映契機]
本コマンドの設定時に反映されます。
[注意事項]
- 本装置ではグレースフル・リスタートのレシーブルータ機能だけをサポートします。したがって,本装置の再起動,およびIPユニキャストルーティングプログラムが再起動した場合,経路を再学習するまでの間,通信が停止します。
- 本コマンドによってグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合,当該ピアのBGPセッションをいったん切断します。
[関連コマンド]
bgp graceful-restart restart-time
bgp graceful-restart stalepath-time
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