コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
認証サーバ(VLANaccessController)のIPアドレス,TCPポート番号を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- fense <vaa id> server <server address> [<port>]
- 情報の削除
- no fense <vaa id> server
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <vaa id>
- 認証VLANシステムで,本装置がVLANaccessControllerへの接続を一意に識別するための番号を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜10
- <server address>
- VLANaccessControllerのIPv4アドレスをドット記法で指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
VLANaccessControllerのIPv4アドレスをドット記法で指定します。
- <port>
- VLANaccessControllerのTCPポート番号を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
52153
- 値の設定範囲
1024〜65535
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
本コマンドによって認証サーバを変更した場合,変更前のサーバとは通信断,変更後のサーバとの通信となります。認証済みクライアントの通信には影響はありません。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
ただし,次の条件を満たす場合,VLANaccessAgentを起動し認証サーバへの接続を開始します。
- fense vaa-nameコマンドによって装置名称が設定されている。
- fense serverコマンドによって認証サーバの設定がされている。
- fense vlanコマンドで,エントリが一つ以上設定されている。
[注意事項]
- IEEE802.1Xのdot1x system-auth-controlコマンドが設定されている場合,本コマンドは設定できません。
- fense vlanコマンドで認証VLANシステムのネットワーク構成を変更した場合,必ず認証サーバの各機能の再起動を行い,さらに,本装置の認証VLANの再起動を行ってください。
- 本コマンドで複数の<vaa id>にわたって同じ<server address>を設定した場合,認証サーバとの接続が不安定になる可能性があります。その場合,ネットワーク構成を見直し認証VLANのコンフィグレーションを再設定したあと,本装置の認証VLANを再起動してください。
- fense serverコマンドで登録したものと同じ<vaa id>を持つfense vlanコマンドが設定されている場合,no fense serverコマンドで削除できません。あらかじめno fense vlanコマンドで削除したあとに,no fense serverコマンドを実行してください。
[関連コマンド]
fense vaa-name
fense vlan
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