コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) 受信パケットをモニタする設定
- (2) 送信パケットをモニタする設定
(1) 受信パケットをモニタする設定
- [設定のポイント]
- sFlow統計のコンフィグレーションは装置全体で有効な設定と,実際に運用するポートを指定する設定の二つが必要です。ここではポート0/4に対して入ってくるパケットをモニタする設定を示します。
図24-7 ポート0/4の受信パケットをモニタする設定例
- [コマンドによる設定]
- (config)# sflow destination 192.1.1.12
コレクタとしてIPアドレス192.1.1.12を設定します。
- (config)# sflow sample 512
512パケットごとにトラフィックをモニタします。
- (config)# interface gigabitethernet 0/4
ポート0/4のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# sflow forward ingress
ポート0/4の受信パケットに対してsFlow統計機能を有効にします。
- [注意事項]
- sflow sampleコマンドで設定するサンプリング間隔については,インタフェースの回線速度を考慮して決める必要があります。詳細は,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 sflow sample」を参照してください。
(2) 送信パケットをモニタする設定
- [設定のポイント]
- sFlow統計機能を,受信パケットまたは送信パケットのどちらに対して有効にするかは,インタフェースコンフィグレーションモードで設定するときにsflow forward ingressコマンドまたはsflow forward egressコマンドのどちらを指定するかによって決まります。ここではポート0/2から出て行くパケットをモニタする設定を示します。
図24-8 ポート0/2の送信パケットをモニタする設定例
- [コマンドによる設定]
- (config)# sflow destination 192.1.1.12
コレクタとしてIPアドレス192.1.1.12を設定します。
- (config)# sflow sample 512
512パケットごとにトラフィックをモニタします。
- (config)# interface gigabitethernet 0/2
ポート0/2のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# sflow forward egress
ポート0/2の送信パケットに対してsFlow統計機能を有効にします。
- [注意事項]
- 次のモデルでは本設定はできません。
・AX3640S-48TW
・AX3640S-48T2XW
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