コンフィグレーションガイド Vol.2
DHCP snooping有効時に,受信するDHCPパケットを監視するとき,設定した受信レートを超えたDHCPパケットを廃棄する機能です。
受信レートはコンフィグレーションコマンドip dhcp snooping limit rateで設定します。本コマンドを設定していない場合は,受信レートを制限しません。
DHCPパケットの受信レート制限は,本装置が受信するすべてのDHCPパケットを対象にします。
受信レートを超えたDHCPパケットは廃棄し,運用ログ情報を採取します。ただし,SNMP通知は送信しません。なお,運用ログ情報は運用コマンドshow ip dhcp snooping loggingで確認できます。
- <この項の構成>
- (1) 運用ログ情報の採取契機
(1) 運用ログ情報の採取契機
運用ログ情報はコンフィグレーションで設定した受信レートを超過したときに,「超過検出」イベントを採取します。
「超過検出」イベントを採取後30秒間は,レート超過によってパケットを廃棄してもイベントを採取しません。
DHCPパケット受信レートの運用ログ情報の採取契機を次の図に示します。
図13-6 DHCPパケット受信レートの運用ログ情報の採取契機
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