コンフィグレーションガイド Vol.3

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7.10 経路削除保留機能

経路削除保留機能は,ルーティングプロトコルが無効にした経路を,ルーティングテーブルから一定時間削除しないようにすることで,新しく代替経路が生成されるまでの間,既存経路によってフォワーディングを維持する機能です。経路削除保留機能の適用例を次の図に示します。

図7-21 経路削除保留機能の適用例

[図データ]

上図で優先ルータと外部ASルータA間のピア切断によって,本装置のBGP4経路は非優先ルータから再学習するまでの間,一時的に無効となりますが,経路削除保留機能を適用しているためルーティングテーブルからは経路情報が削除されず,次の経路でパケットフォワーディングが維持されます。

[優先ルータ→非優先ルータ→外部ASルータB]

コンフィグレーションコマンドrouting options delete-delayで設定する経路削除保留タイマ値として,5〜4294967295(秒)の範囲の数値を指定した場合に,本機能が適用されます。

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