コンフィグレーションガイド Vol.2

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10.4.1 内蔵MAC認証DBの準備

MAC認証のローカル認証方式を使用するに当たって,事前に内蔵MAC認証DBを作成する必要があります。また,本装置の内蔵MAC認証DBはバックアップおよび復元できます。

<この項の構成>
(1) 内蔵MAC認証DBの作成
(2) 内蔵MAC認証DBのバックアップ
(3) 内蔵MAC認証DBの復元

(1) 内蔵MAC認証DBの作成

運用コマンドset mac-authentication mac-addressでMACアドレスおよびVLAN IDを内蔵MAC認証DBに登録します。運用コマンドremove mac-authentication mac-addressで登録したMACアドレスの削除もできます。

登録・変更された内容は,運用コマンドcommit mac-authenticationが実行された時点で,内蔵MAC認証DBに反映されます。

なお,運用コマンドcommit mac-authenticationで内蔵MAC認証DBへの反映を行った場合,現在認証中の端末には適用されず,次回認証時から有効となります。

注意
内蔵MAC認証DBをダイナミックVLANモードで使用する場合は,登録時に次の点に注意する必要があります。
  • MACアドレス登録時に必ずVLAN IDを指定してください。VLAN IDが省略されている場合は,そのMACアドレスは認証エラーとなります。
  • 同じMACアドレスを複数のVLAN IDで登録した場合,最も数字の小さいVLAN IDがVLAN切り替えに使用されます。
  • VLAN IDに1を指定しないでください。MAC VLANで使用できないVLAN IDのために認証エラーとなります。

(2) 内蔵MAC認証DBのバックアップ

運用コマンドstore mac-authenticationで,ローカル認証用に作成した内蔵MAC認証DBのバックアップを取ることができます。

(3) 内蔵MAC認証DBの復元

運用コマンドload mac-authenticationで,ローカル認証用に作成したバックアップファイルから,内蔵MAC認証DBの復元ができます。ただし,復元を実行すると,直前に運用コマンドset mac-authentication mac-addressで登録・更新していた内容は廃棄されて,復元された内容に置き換わりますので,注意が必要です。

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