コンフィグレーションガイド Vol.1

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14.5.1 イーサネットの設定

<この項の構成>
(1) 速度とduplexの設定

(1) 速度とduplexの設定

本装置と相手装置の伝送速度とduplexを設定できます。デフォルトではオートネゴシエーションで,相手装置と伝送速度とduplexを決定します。

(a) オートネゴシエーションに対応していない相手装置と接続する場合

[設定のポイント]
10BASE-Tおよび100BASE-TXでは,相手装置によってはオートネゴシエーションで接続できない場合があります。その場合は,相手装置に合わせて回線速度とduplexを指定し,固定設定で接続します。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface gigabitethernet 0/10
    (config-if)# shutdown
    (config-if)# speed 10
    (config-if)# duplex half
    相手装置と10BASE-T半二重で接続する設定をします。
     
  2. (config-if)# no shutdown
     

(b) オートネゴシエーションでも特定の速度を使用したい場合

[設定のポイント]
本装置は,オートネゴシエーションで接続する場合でも,回線速度を設定できます。オートネゴシエーションに加えて回線速度を設定した場合,相手装置とオートネゴシエーションで接続しても,設定された回線速度にならないときはリンクがアップしません。そのため,意図しない回線速度で接続されることを防止できます。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# interface gigabitethernet 0/10
    (config-if)# shutdown
    (config-if)# speed auto 1000
    相手装置とオートネゴシエーションで接続しても,1000BASE-Tだけで接続するようにします。
     
  2. (config-if)# no shutdown
     

[注意事項]
回線速度とduplexは正しい組み合わせで設定してください。オートネゴシエーションの場合は,回線速度とduplexの両方ともにオートネゴシエーションを設定する必要があります。固定設定の場合は,回線速度とduplexの両方を固定設定にする必要があります。正しい組み合わせが設定されていない場合は,オートネゴシエーションで相手装置と接続します。

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