トラブルシューティングガイド
100BASE-FX/1000BASE-Xでトラブルが発生した場合は,以下の順序で障害の切り分けを行ってください。
- ログの確認
ログについては,マニュアル「メッセージ・ログレファレンス」を参照してください。
- 障害解析方法に従った原因の切り分け
次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
表3-11 100BASE-FX/1000BASE-Xのトラブル発生時の障害解析方法
項番 確認内容 原因 対応 1 show interfacesコマンドの障害統計情報によって該当ポートで以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
- Link down
- Signal detect errors
受信側の回線品質が低下しています。 光ファイバの種別を確認してください。種別は「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合,減衰値を確認してください。光レベルは「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブル長を確認してください。ケーブル長は「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合,汚れを拭き取ってください。 トランシーバの接続が正しいか確認してください。 コンフィグレーションコマンドspeedとduplexを相手装置と合わせてください。 相手装置のセグメント規格と合わせてください。 光レベルが正しいか確認してください。光レベルは「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 本装置の回線テストを実行して受信側機能に問題ないか確認してください。no test interfacesコマンドの実行結果を参照し,記載されている[対策]に従って対応してください。指定するテスト種別は「6.1 回線をテストする」を参照してください。 2 show interfacesコマンドの受信系エラー統計情報によって該当ポートで以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
- CRC errors
- Symbol errors
受信側の回線品質が低下しています。 光ファイバの種別を確認してください。モードは「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合,減衰値を確認してください。光レベルは「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブル長を確認してください。ケーブル長は「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 ケーブルの接続が正しいか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合,汚れを拭き取ってください。 トランシーバの接続が正しいか確認してください。 コンフィグレーションコマンドspeedとduplexを相手装置と合わせてください。 相手装置のセグメント規格と合わせてください。 光レベルが正しいか確認してください。光レベルは「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。 本装置の回線テストを実行して受信側機能に問題ないか確認してください。no test interfacesコマンドの実行結果を参照し,記載されている[対策]に従って対応してください。指定するテスト種別は「6.1 回線をテストする」を参照してください。 3 AX3800S,AX3600SまたはAX2400Sの場合,show interfacesコマンドの障害統計情報によって,該当ポートで以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
- TX fault
トランシーバが故障しています。 トランシーバを交換してください。 4 1000BASE-BXなどの1芯の光ファイバを使用している場合,相手側のトランシーバと組み合わせが合っているか確認してください。 トランシーバの組み合わせが不正です。 1000BASE-BXを使用する場合,トランシーバはUタイプとDタイプを対向して使用する必要があります。トランシーバの種別が正しいか確認してください。 5 100BASE-FXを使用している場合,show interfacesコマンドのポートdetail情報によって該当ポートで回線種別/回線速度を確認してください。不正な回線種別/回線速度の場合,原因と対応欄を参照してください。 コンフィグレーションコマンドspeedとduplexが相手装置と不一致です。 コンフィグレーションコマンドspeedとduplexを相手装置と合わせてください。 6 show interfacesコマンドの障害統計情報によって該当ポートで以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
- Long frames
受信できるフレーム長を超えたパケットを受信しています。 ジャンボフレームの設定を相手装置と合わせてください。 7 show qos queueingコマンドで以下の統計情報がカウントされていないか確認してください。カウントされている場合,原因と対応欄を参照してください。
- discard_pkt
パケットの廃棄が発生しています。 廃棄制御およびシェーパのシステム運用が適切であるかを見直してください。
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