ハードウェア取扱説明書

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4.3.2 ラック搭載

装置本体はEIA規格準拠の19型キャビネットラックに搭載することができます。次の手順でラックに搭載します。

AX3650SシリーズおよびAX3830S-44XW,AX3830S-44X4QWではメモリカードスロット上部に取り付け,取り外しを行うための空間が必要です。他の機器の下に本装置を設置する場合は,機器のオプションやケーブルなど機器正面より飛び出しているものを考慮の上,空間を設けてください。

付属のラック固定金具はM5のネジに対応しています。M5のネジに対応したラックを準備してください。

ラック搭載時に必要な条件については「2.7  設置場所」の「(2) 19型キャビネットラック」を参照してください。

【ステップ1】

装置本体にラック固定金具を取り付けます。

ラック固定金具を装置に取り付けるときには,付属のネジを使用してください。

図4-2 ラック固定金具の取り付け(AX2400SおよびAX3600S)
(1) ラック固定金具(L)
(2) ラック固定金具(R)
(3) ネジ(M3×6,12本)

ラック固定金具には(L)と(R)があります。ラック固定金具(L)には金具側面に「L」の刻印が,ラック固定金具(R)には「R」の刻印があります。

ラック搭載時,本装置の正面側にスペース(ケーブル引き出し用)が確保できない場合は,次図のようにラック固定金具を前面側に50mm突出させて取り付けてください。本装置の正面側に必要なスペース(ケーブル引き出し用)については,「表2-24  ラックの条件」を参照してください。

図4-3 ラック固定金具の取り付け【50mm奥に調整する場合】(AX2400SおよびAX3600Sの例)
(1) ラック固定金具(L)
(2) ラック固定金具(R)
(3) ネジ(M3×6,12本)
図4-4 ラック固定金具の取り付け(AX3830S-44XW,AX3830S-44X4QW)
(1) ラック固定金具−正面用(L)
(2) ラック固定金具−正面用(R)
(3) ラック固定金具−背面用(L)
(4) ラック固定金具−背面用(R)
(5), (6) ラック固定金具−背面取り付け用(L/R共通)
(7) ネジ(M4×6,16本)
(8) ネジ(M3×8,4本)

ラック固定金具には正面用(L)/(R)と背面用(L)/(R)と背面取り付け用(L/R共通)があります。ラック固定金具の正面用(L)/(R)には金具側面に「FL」「FR」の刻印が,ラック固定金具の背面用(L)/(R)には金具側面に「RL」「RR」の刻印があります。背面取り付け用(L/R共通)の金具形状は共通であり,識別のための刻印はありません。

AX3830S-44XW,AX3830S-44X4QWは正面および背面の固定金具の取り付け位置を調整することで,ラック柱前後間隔は620~655,670~705,720~755,770~805,820~855mmの範囲に対応可能です。

図4-5 ラック固定金具の取り付け(AX3830S-44X4QS)
(1) ラック固定金具(L/R共通)
(2) ネジ(M4×6,8本)

ラック搭載時,本装置の正面側にスペース(ケーブル引き出し用)が確保できない場合は,次図のようにラック固定金具を前面側に50mm突出させて取り付けてください。本装置の正面側に必要なスペース(ケーブル引き出し用)については,「表2-24  ラックの条件」を参照してください。

図4-6 ラック固定金具の取り付け【50mm奥に調整する場合】(AX3830S-44X4QS)
(1) ラック固定金具(L/R共通)
(2) ネジ(M4×6,8本)

ラック固定金具には5種類のものがあります。
  • AC電源モデルおよびDC電源モデル用
  • AC電源(PoE)モデル,電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S),およびEPU用,本ラック固定金具には「24P/EPU」のラベル表示あり
  • 電源冗長モデル(AX3650S)用
  • 電源冗長モデル(AX3830S-44XW,AX3830S-44X4QW)用
  • 電源冗長モデル(AX3830S-44X4QS)用
装置に取り付ける場合は,正しい組み合わせで使用してください。

【ステップ2】

装置をラックへ搭載します。

装置をラックに搭載する場合は,装置が安定した状態にあるかを十分確認して作業してください。不安定な状態で作業した場合,落下や転倒によるけがの原因となります。

装置をラックに取り付けるときには,ラックに付属しているM5のネジを使用してください。

図4-7 ラックへの搭載(AX2400SおよびAX3600S)
(1) ネジ(M5,4本)
(2) 19型キャビネットラック
図4-8 ラックへの搭載(AX3830S-44XW,AX3830S-44X4QW)
(1) ネジ(M5,8本)
(2) 19型キャビネットラック

AX3830S-44XWおよびAX3830S-44X4QWは正面および背面の固定金具の取り付け位置を調整することで,ラック柱前後間隔は620~655,670~705,720~755,770~805,820~855mmの範囲に対応可能です。

図4-9 ラックへの搭載(AX3830S-44X4QS)
(1) ネジ(M5,8本)
(2) 19型キャビネットラック
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