コンフィグレーションコマンドレファレンス

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sflow sample

本装置に適用するサンプリング間隔を指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更
sflow sample <sample count>

情報の削除
no sflow sample

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<sample count>
本装置に適用するサンプリング間隔を指定します(単位:パケット)。設定したサンプリング間隔ごとに1個パケットを確率に従ってサンプリングします(例えば,サンプリング間隔を512に設定した場合は,パケットごとに1/512の確率でサンプリングします)。運用コマンドshow interfacesで,sFlow統計を有効にするポートの稼働状態の受信または送信のPPS(パケット数/秒)をすべて調べてください。「表40-1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安」の,合計したPPSに対応する「目安となるサンプリング間隔」が推奨値になります。サンプリング間隔に推奨値よりも小さな値を設定すると,CPU負荷が高くなるおそれがあります。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    256,512,1024,2048,4096,8192,16384,32768,65536,131072,262144,524288,1048576,2097152
    式(2^n)のnに8〜21を入れた値を指定してください。これら以外の値が入力された場合,入力値に応じて自動的にこれらの値を設定し動作します。その場合の具体的な入力値と設定値の関係を「表40-2 サンプリング間隔繰り上げ表」に示します。

    表40-1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安

    合計したPPSの数 目安となるサンプリング間隔 目安となる実装例
    25kpps以下 256  
    50kpps以下 512 100Mbit/sイーサネット×1本
    100kpps以下 1024  
    200kpps以下 2048  
    400kpps以下 4096 1Gbit/sイーサネット×1本
    800kpps以下 8192  
    1.6Mpps以下 16384  
    3.2Mpps以下 32768  
    6.4Mpps以下 65536 10Gbit/sイーサネット×1本
    13Mpps以下 131072  
    26Mpps以下 262144 1Gbit/sイーサネット×48本
    52Mpps以下 524288  
    100Mpps以下 1048576  
    200Mpps以下 2097152  

    表40-2 サンプリング間隔繰り上げ表

    コマンド入力されたサンプリング間隔 実際に動作するサンプリング間隔
    256 256
    257〜512 512
    513〜1024 1024
    1025〜2048 2048
    2049〜4096 4096
    4097〜8192 8192
    8193〜16384 16384
    16385〜32768 32768
    32769〜65536 65536
    65537〜131072 131072
    131073〜262144 262144
    262145〜524288 524288
    524289〜1048576 1048576
    1048577〜2097152 2097152
    2097153以上 2097152

(例)
<sample count>に1000が指定された場合は,1024(=2^10)で動作します。

[コマンド省略時の動作]

本装置に適用するサンプリング間隔は2097152(=2^21)になります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

なし

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