コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) トラップ概説
- (2) トラップフォーマット
SNMPエージェントはトラップ(Trap)と呼ばれるイベント通知(主に障害発生の情報やログ情報など)機能があります。トラップは重要なイベントをSNMPエージェントからSNMPマネージャに非同期に通知する機能です。SNMPマネージャは,トラップを受信することで定期的に装置の状態変化を検知できます。この通知を基に,装置内のMIBを取得して,さらに詳細な情報を得ることができます。
なお,トラップはUDPを使用しているため,装置からSNMPマネージャに対するトラップの到達が確認できません。そのため,ネットワークの輻輳などによってトラップがマネージャに到達しない場合があります。トラップの例を次の図に示します。
図21-24 トラップの例
トラップフレームには,どのIPアドレスの装置で,いつ,何が発生したかを示す情報を含みます。トラップフォーマットを次の図に示します。
図21-25 トラップフォーマット
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