コンフィグレーションガイド Vol.2

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3.10.4 優先度決定使用時の注意事項

<この項の構成>
(1) フレームの優先度決定
(2) IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとIGMP snooping/MLD snoopingとの共存
(3) IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとIEEE802.1Xとの共存時の動作
(4) IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとMAC認証との共存時の動作

(1) フレームの優先度決定

「フレームの優先度を上げる」動作を指定すると,次に示すフレームが受信または送信できなくなることによって,通信が切断される場合があります。

このような現象が発生した場合は,「フレームの優先度を下げる」動作を実施してください。

(2) IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとIGMP snooping/MLD snoopingとの共存

IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードの動作時にIGMP snooping/MLD snoopingを使用した場合の動作を次の表に示します。

表3-17 IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードの動作時にIGMP snooping/MLD snoopingを使用した場合の動作について

IGMP snooping MLD snooping IPマルチキャストパケット受信時
IPv4マルチキャストパケット IPv6マルチキャストパケット
設定なし 設定なし 中継だけする 中継だけする
設定あり 設定なし IGMP snoopingを実施※1 中継だけする
設定なし 設定あり 中継だけする MLD snoopingを実施※2
設定あり 設定あり IGMP snoopingを実施※1 MLD snoopingを実施※2

注※1
IGMP snoopingを設定していないVLANは,IPv4マルチキャストパケットを受信した場合,VLAN内のポートに中継するとともに本装置宛てとしても受信します。

注※2
MLD snoopingを設定していないVLANは,IPv6マルチキャストパケットを受信した場合,VLAN内のポートに中継するとともに本装置宛てとしても受信します。

(3) IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとIEEE802.1Xとの共存時の動作

IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとIEEE802.1Xを同時に使用して,IEEE802.1Xの端末検出動作切り替えオプションをautoに設定した場合,次に示すパケットでの端末検出はしません。

(4) IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとMAC認証との共存時の動作

IPマルチキャストパケットフロー制御補助モードとMAC認証を同時に使用した場合,次に示すパケットでの認証はしません。

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