コンフィグレーションガイド Vol.1
Ring ProtocolとGSRPが併用して動作している装置では,Ring ProtocolのVLANマッピングとGSRPのVLANグループのVLAN情報が一致している必要があります。この装置のリングポートはGSRPの制御対象外となり,リングポートのデータ転送状態はRing Protocolで制御します。
障害の監視や障害発生時の経路切り替えは,リングネットワークではRing Protocolで,GSRPネットワークではGSRPで,独立して実施します。ただし,GSRPネットワークで経路の切り替え時にマスタに遷移した装置は,GSRPスイッチおよびaware/unaware装置のMACアドレステーブルをクリアします。同時に,リングネットワーク用のフラッシュ制御フレームを送信して,リングネットワークを構成する装置のMACアドレステーブルもクリアします。
GSRPのダイレクトリンクは,リングネットワークと同じ回線を使用できます。また,別の回線にすることもできます。
Ring ProtocolとGSRPとの併用例を次の図に示します。
図23-9 Ring ProtocolとGSRPの併用例(ダイレクトリンクをリングネットワークで使用する場合)
図23-10 Ring ProtocolとGSRPの併用例(ダイレクトリンクをリングネットワークで使用しない場合)
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