コンフィグレーションガイド Vol.1

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18.8.3 MACポートのネイティブVLANの設定

[設定のポイント]
MACポートでMAC VLANに登録したMACアドレスに一致しないUntaggedフレームを扱いたい場合,そのフレームを扱うVLANとしてネイティブVLANを設定します。ネイティブVLANはポートVLANだけが設定できます。
ネイティブVLANのVLAN IDをswitchport mac native vlanコマンドで指定すると,MACポート上で登録したMACアドレスに一致しないUntaggedフレームを扱うVLANとなります。ネイティブVLANは,コンフィグレーションで明示して指定しない場合はVLAN 1(デフォルトVLAN)です。
ネイティブVLANにstatus suspendが設定されていた場合は,登録したMACアドレスに一致しないフレームが中継されません。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# vlan 10,20 mac-based
    (config-vlan)# exit
    (config)# vlan 30
    (config-vlan)# exit
    VLAN 10,20をMAC VLANとして作成します。また,VLAN 30をポートVLANとして作成します。
     
  2. (config)# interface gigabitethernet 0/1
    (config-if)# switchport mode mac-vlan
    ポート0/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。また,MACポートとして設定します。
     
  3. (config-if)# switchport mac native vlan 30
    ポート0/1のネイティブVLANをポートVLAN 30に設定します。VLAN 30はポート0/1で登録されていないMACアドレスからのUntaggedフレームを扱うVLANとなります。
     

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