コンフィグレーションガイド Vol.1
運用コマンドcopyを使用することで,コンフィグレーションをリモートサーバや本装置上にバックアップすることができます。ただし,本装置にバックアップ用のコンフィグレーションファイルを格納する場合,スタートアップコンフィグレーションファイルの格納ディレクトリ(/config)は指定できません。バックアップ用のコンフィグレーションファイルはログインユーザのホームディレクトリに作成してください。
バックアップできるコンフィグレーションは,スタートアップコンフィグレーションとランニングコンフィグレーションの2種類です。運用中にコンフィグレーションを変更し保存していない場合は,スタートアップコンフィグレーションをバックアップしても,バックアップしたコンフィグレーションファイルの内容は運用中のコンフィグレーションと異なります。それぞれのバックアップ例を次の図に示します。
図6-17 スタートアップコンフィグレーションのバックアップ例
> enable # copy startup-config ftp://staff@[2001:240:400::101]/backup.cnf Configuration file copy to ftp://staff@[2001:240:400::101]/backup.cnf? (y/n): y Authentication for 2001:240:400::101. User: staff Password: xxx …1 transferring… Data transfer succeeded. #
- リモートサーバ上のユーザstaffのパスワードを入力します。
図6-18 ランニングコンフィグレーションのバックアップ例
> enable # copy running-config ftp://staff@[2001:240:400::101]/backup.cnf Configuration file copy to ftp://staff@[2001:240:400::101]/backup.cnf? (y/n): y Authentication for 2001:240:400::101. User: staff Password: xxx …1 transferring… Data transfer succeeded. #
- リモートサーバ上のユーザstaffのパスワードを入力します。
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